私たちの決意
夢吉出版は、小さな机の上から始まった挑戦です。私たちは「素因数分解」こそが、算数・数学、そしてその先にある論理的思考のすべての根幹であると信じています。
数字をブロックのように分解・合成できる感覚を『数感』と呼び、パズルや独自の計算法を通じて、子供たちが自らの力で答えに辿り着く喜びを伝えていきます。
なぜ「素因数分解」なのか?
計算が速いだけの「エンジンの性能」や、公式を覚えるだけの「アプリの多さ」は、これからの時代、AIに取って代わられるかもしれません。
しかし、物事を最小単位まで分解し、その構造を理解する力――いわば「脳のOS」そのものをアップデートする力は、人間にしか持ち得ない創造の源泉です。
ではもう少しなぜ素因数分解なのかを、次の3人のお子様の例から考えてみましょう。
【物語】3人の天才、その未来図
物語は、小学校3年生の3人が同じ教室で学んでいる頃から始まります。
そろばんや計算ドリルで鍛え上げられた、教室の絶対的なヒーローです。「用意、ドン!」の合図と共に、誰よりも速く正確に答えを叩き出します。先生が黒板に書く前に手が動き、テストは常に満点。周りの大人たちは「計算が速い! 神童だ!」と彼を褒め称えます。彼の武器は「圧倒的な処理速度」です。
先取り教育などの家庭学習で、すでに数学年先の内容を進めています。膨大な公式や解法を網羅し、「そんなの知ってるよ、簡単すぎる」と余裕を見せますが、授業の「なぜそうなるか」という話にはあまり興味を示しません。彼の武器は「先行して得た知識」です。
少し変わった景色を見ている女の子です。彼女は幼い頃から素因数分解のパズルに触れ、「数はブロックのように分解したり合体したりできる」という秘密を知っています。しかし、スピードはそれほどではないし、先の公式を知っているわけでもありません。彼女の武器は「構造を理解する目」です。
では、この3人の歩む道が、この先どう分かれていくのか見てみましょう。
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