素因数分解パズルとは
本書は、素因数分解を使ってすべてのマスを埋めるパズル本です。
しかし、その素因数分解の説明を理解するためには、素数、因数、合成数などの語句の説明や素因数分解の練習も必要になってきます。
そこで、
使用数字
(使ってもよい数字)を限定して表記することで、素因数分解という計算方法を知らなくても、かけ算(わり算)が理解できていれば、たくさんの問題(パズル)を解くうちに、経験的に素因数分解が理解できるようになっていきます。習うよりも慣れることが重要です。まずは、
vol.1
の
Level 0
から始めてみましょう。
対 象
本パズルは、かけ算(わり算)を使ってすべてのマスを埋めていくパズルとなっております。従いまして、少なくとも (2ケタ)×(1ケタ) のかけ算の理解が必要となりますので、小学校3年生くらいからを対象としています。
しかし、(2ケタ)×(1ケタ) のかけ算を理解している方であれば、年齢に関係なく、お楽しみいただけると思います。
数字のパズルがお好きな方、数字の感性を鍛えたい中学生や高校生にもお薦めです。
また、初心者の方は、
vol.1
から始めることをお薦めしますが、
思考力算数練習帳シリーズの素因数パズル
がご理解できている方は、
vol.3
あたりから、
天才ドリルの素因数パズル
がご理解できている方や、数字のパズルが得意な方は、
vol.5
あたりから、始めるのがお薦めです。
目 的
数字には特徴があるということを意識されたことはあるでしょうか。奇数や偶数、5の倍数については、ほとんどの方が見分けることが出来るでしょう。では、3の倍数や7の倍数はどうでしょうか。
数字の特徴が見えるようになると、分数の計算に必要な約分や通分が、素早く簡単に出来るようになります。さらには、中学校で習うルート(√)の計算や因数分解、高校で習う指数・対数の計算なども理解しやすくなるのです。
そして、数字の特徴の元となっているのが素因数分解であり、その特徴を感じることが出来る能力のことを
『数感』
と呼んでいます。この素因数分解パズルは、
Level 1~100
まであり、最終問題が下図です。
とても難しそうに感じますが、根気よくコツコツと問題を解き続けることで、指導する人がいなくても、この最終問題まで進むことが出来るように、段階的に難度を調整しています。
そして、
Level 100
まで進むころには、
『数感』
はもちろんのこと、さらには、筋道を立てて考える力
『論理的思考力』
も自然と身に付くようになります。
たくさんの方々が、本書全10巻を通じて、生涯の能力となる
『数感』
と
『論理的思考力』
を身に付けてもらえることを願っております。
考 案 者
本パズルの考案者は、エム・アクセス 会長 石川 久雄 氏 です。
この素因数分解パズルを発行するにあたり、石川氏にご承諾をお願いしたところ、ふたつ返事をいただくことが出来ました。
そのことをご報告させていただくとともに、この場をお借りしまして感謝申し上げます。
ページトップへ戻る